ヤマグチ アヤメ 1992年10月19日生まれ 埼玉県在住
京都で着物の染色をしていた母と、靴職人の父との間に生まれる。
子どもの頃から絵を描くことが好きで、小学生の頃は休み時間も授業中も絵を描いていた。
2011年、武蔵野美術大学造形学部空間演習デザイン学科に入学。
2015年、大学卒業後、立体造形物の会社に入社。某テーマパークモニュメントや現代美術家の原型制作に携わり、造形のあまりの面白さに朝から晩までのめり込む。
2017年退職後、フリーランスの職人として全国のテーマパークや博物館などの制作現場に携わり、個人ではディスプレイや撮影用小道具の案件受注をはじめる。武蔵野美術大学にて特別講師としてスチロール造形の授業を行う。エンターテイメントやコマーシャルの仕事を続けていく中で、自分の「ものづくり」を誰かの助けになるような仕事にしたいと考えはじめる。
2022年、愛猫“チャオズ“の突然死をきっかけに、人間の活力になってくれる動物たちへの感謝込めて、自身の仕事を自然環境に配慮したものに転換しようと模索していたときに、あまりにもリアルな羊毛フェルトの動物に出会い、その”生命感“に感銘をうける。自然素材、且つ制作中に廃材がほとんど出ない為に環境に優しい。そのうえ粘土のように塑像することが出来て、命を表現する力強さと温もりがある。そんな羊毛という素材のポテンシャルの高さに魅了され、羊毛造形を軸に活動すること決意する。
2024年、いっそ「猫になってみたい」と思い立ち、着ぐるみよりもはるかに軽く、帽子のように頭にフィットする猫マスクの制作を開始。同年『ワンダーフェスティバル夏』にて展示発表。かぶる人の動き合わせて表情を変える、妙にリアルで不思議なマスクは多くの来場者の評判に。
同年末より1年間の短期移住で夫とともに“人間よりも羊が多い国ニュージーランド”へ。
自然豊かな地で、ペット愛好家の為の「うちの子にそっくりな羊毛フェルト」制作を開始。
作品展示
・Tehuanui Art Gallery (Christchurch)
・Catnap Cafe (Christchurch)
・Neko Ngeru Cat Cafe (Wellington)